夏休み その2。
目の前が海、と言う環境は・・・
ルールがいっぱいあるのだよ。
危険箇所に近づかない。
海で遊ぶなら保護者同伴。
泳ぐなら児童3人につき保護者1人。
去年までは、毎日のようにジロが
「海で泳ぐから、監視してぇ〜」と
お願いされていた。
私は、UVクリームを塗りたくり
暑い暑い砂浜に子供らに連行されるのだった。
子供らを眺めながら、iPodを聴く。
監視なので、本は読めない。
ただただ、苦行のひとときを過ごす。
それが、今年は無かった。
うちに子ども達が集まってた時は
クーラーをきかせた部屋で、みんなゲームをしていた。
仕事から帰って、それを見た時は・・・
ゾッとした。
まだ、砂浜で暑い時間を過ごす方がマシだと思った。
「泳ぎにいく?おばちゃん、行くよ?」
「いや、いいデス」
無機質に答えたユウくん。
他の6人いる子たちは、ガン無視だった。
散乱するスナック菓子。
ペットボトルジュース。
みんな、もくもくとゲームをしていた。