senesio's diary

息子が学校に行けず、出口の見えない状態です。ぐちゃぐちゃな頭を整理する為に書いています。

浜。

仕事帰りに、近所の砂浜を一人で歩くユウタ君を見た。

釣り竿を持っていたので、

シロギスか?チヌとか?

 

などと思いながら家につき

速攻、ジロに

「浜に行ってみ?

ユウタくん、一人で釣りしてるよ」

 

やっていたパソコンゲームを速攻終わらせて

浜に駆けてったジロ。

 

ほっときゃいいのに気になって浜を見に行く。

・・・いなかった。

諦めて家に帰る途中、竿を担いだジロに遭遇。

「おかん、おもりと餌、買ってきて。

すぐっっ、急いでっっ」

 

・・・おいおい、私はパシリかいっっ

『焼きそばパン買ってこい』のノリのジロに

「それが、人に物を頼む態度ですか?

よぉ〜く考えろ」

 

「・・・・・・・おかん様。

おもりと餌を買ってきて下さい。お願いします」

「・・・しょうがないな・・・」

 

甘い甘いおかんは、おもりと餌と差し入れのコーラを手に

スクーターで、ウロウロしたのでございました・・・

 

1時間半後、帰ってきたジロは

いい顔をしていた。

 

「なに釣れた?」

「ふぐ」

「それ、どうした?」

「毒があるから殺して捨てろって

釣りのおっちゃんに言われたからそうした。

4匹釣った」

「おかんがふぐ捌けたらよかったねぇ。

まぁいいか。

楽しかった?」

「うん。また行く」

 

ジロが今動く事は、

友だち、だな。

 

よし。

次の手を考えよう。

 

今日は、ユウタに会うために

駆けていったジロの背中が嬉しい。