senesio's diary

息子が学校に行けず、出口の見えない状態です。ぐちゃぐちゃな頭を整理する為に書いています。

仮通夜。

とてもパワフルで、元気で

明るくて、懐の広い義母が、逝ってしまった。

 

今朝方の相方からの連絡があるまで

生還を信じていたのだけれども・・・

 

3時頃に目覚めて、そのまま何故か涙が止まらなくて

相方からの着信を受けた。

静かな相方の声を聞いて、準備していたバッグの中身を

葬儀用に取り替えた。

 

朝、タロジロを起こしに行くと

ジロはすでに起きていた。

「3時に目が覚めて、ずっと起きてた」

 

相方の生家に着いて、義母に会う。

穏やかな顔をしてた。

 

義母のかたくなった肩に触れながら

いっぱい愚痴をたれた。

だって、酷いじゃん。

義母さんのお赤飯レシピ、イカ飯レシピ、聞いてない。

こんな心の準備無しで逝くなんてないでしょ。

 

義母とタロジロと義姉だけの空間で、

私の目は蛇口の壊れた水道だった。

理不尽だ。こんなのってない。

一呼吸をついて、場所をタロジロに譲った。

少し怯んで、それから静かに泣き始めるタロとジロ。

 

 

ぞくぞくと親族が集まっては帰っていくを繰り返しながら

親しい親族だけが残っていく。

 

こんな事態なのに、姪の恋愛相談にのっていた。

けどきっと、義母はそれも嬉しく聞くんじゃないかと思う。

 

私がここにいたのは、お義父さんが心配すぎて。

そして、お義姉ちゃんが、この中の女手として1人きりだろうと思って。

余計なおせっかいだったかも知れない。

でも、私の帰り際にお義姉ちゃんから

「女の姉妹がいないから、ナギちゃんがいてくれて良かった。

凄く心強いのよ。

ありがとうね」

の言葉に泣きそうで、ちゃんと応えられなかった。

今日は仮通夜。

明日、通夜。

明後日、葬儀。

 

義母のことばかり、思い出す夜。