11月。ママ友の告白。
相方の仕事が忙しくなり、毎年のことながら
調整に四苦八苦していた。
そんな中、ママ友の美香さんから
「これから行ってイイ?ジャンパー持ってくよ〜」とケータイがあり
「オケ、待ってるよ」
美香さんの長男・ユウト君は、今年中学生1年で
秋の大会出場が決まり、慌てて部活のお揃いジャンパーを注文したけど
間に合いそうもない・・・ので
「タロくんのジャンパー、貸して」と言われたのが9月の終わり頃。
リビングに誘い、お茶しながら近況を話す。
ママ友会議、と言えば
ほぼ愚痴、に終始してしまう(笑)
その中で、何気なく
「ジロくん、どう?」と聞かれて動揺する私(^^;)
あぁ、そうだった。美香さんの次男のレイト君、小学生だった(笑)
小さい学校だから。
休みがちのジロの事は、なにか交流の1つでもあれば、
筒抜け、なんだよね。
「今日?休んでるよ。上にいる」
「そうか・・・体調はどう?」
「今日は、頭痛。不登校、だよね・・・」
朝の戦争な事を控えめに話した。
「ユウトもさぁ、やったの。保育園の時と5年の時。
学校に行けなくて、もう、毎日辛かった。
誰にも言えなくて、ユウトに殴られて蹴られて、
脱臼もしたけど、病院にも行けなかった」
いきなりの告白に戸惑う。
・・・え、ユウトくんが?
え、まぢですか?
「今は、行ってるよ〜
学校、楽しいって言ってる。
だからきっと、ジロくんも行けるよ。
環境が変わると、本人も変ったりすると思う。
まぁ、断言はしないけど、
基本、男子って単純じゃん?
女子みたいに派閥とかあまりないしさぁ」
「私、ジロのこと、無理やり引っ張り出したり
叩き起こしたりしてたけど、
あれって、本当に無意味だったよねぇ。
でも、やらなかったら後になって
無理矢理でもすればよかった・・・とか後悔したかも」
「うんうん、無意味。
でもやんなきゃね。
ジロくん、行けるようになればいいね」
彼女を見送りながら
自分が晒せば、情報が入ることに気づく。
そうよね。
私も、自分から
「ジロが学校に行けない」って言えないもの。
自分の中で方向転換を始めた。
遅すぎ、だけど・・・