発露。
ジロ。1学期の終わりは、
微熱と高熱が続いていた。
朝、子供部屋に起こしに行くと
頭がいたいから、体温計を持ってきて欲しいと言う。
体温計を渡して、私は家事をする。
しばらくして、ジロのところに行くと
37.3度〜37.9度くらいの熱があり
「朝ごはんはいらない」と言う。
せっかく作った朝食は、相方が食べたり冷蔵庫行き。
バタバタと、私は家事と仕事の準備に追われ
集団登校の集合場所に
「ジロ、熱が出て・・・休みます」と言いに行き
学校に連絡をする。
「おかん、仕事に行くけど、ゲームもパソコンも禁止。
解ったね」
と言いおいて、ペットボトルのお茶を渡して家を出る。
仕事中は・・・
ほとんどプライベートなことを考えない。
ただひたすら、集中してこなす。
仕事を終えて、家に帰ると大体ベッドにいて
「熱は?しんどい?」
と声をかけて、遅い昼食を作っても
「いらない」と食べない。
夕方に、のそのそ起きだして
「お腹がすいた」と言い出し、朝食を温めて食べる。
で、体温計を渡して計ると38度を超えてたりする。
そんな日々が続いた。